ギンナン皮膚炎 - 皮膚炎情報提供サイト

ギンナン皮膚炎

秋になるとイチョウの木がとても綺麗になりますね。イチョウの木にはギンナンの実がなります。ギンナンは美味しいので好きだという方も多いと思いますが、実はこのギンナンが原因でひどい皮膚炎を起こすことがあります。

ギンナン皮膚炎は、果肉に大量に含まれるイチオールによって発症します。指や手、前腕および顔や頸部などの露出部に多く起こり、症状としては浮腫性紅斑および水疱などが出るようになります。

重症になると水疱ができたり、ギンナンに触った部位だけではなく全身性の発疹が現れます。ウルシかぶれの症状と似たようなところがあります。全身性の発疹が現れてしまうと、内服などだけでは効果がみられなくなってしまいますので、ステロイド剤を用いる必要が出てきます。そのため、全身まで皮膚炎を起こす前に肌が少し変だと思ったら、早めに病院へ行くようにしましょう。

ギンナンだけでなく、はぜの木やイチジクなどもかぶれを起こしやすい植物になりますので、肌が弱い人などは触らないようにすることをお勧めします。落実したギンナン拾いをした時や、ギンナンの皮むきをした時には特に注意が必要になります。また、肉が腐っているものほどかぶれやすいので注意するようにしましょう。

万が一イチョウの木に触ってしまった場合は、すぐに流水でよく洗って腫れなどに対する処置を受ける必要があります。気になる場合は皮膚科で受診して、パッチテストを受けることでアレルギーがあるかどうかがわかります。

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